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2010.04.24 *Sat*

お土産 (前)


『HOLIDAY in Kobe 「動物園」編 』の番外編です。

先に書いておきます。
非常にバカバカしい内容で、かる~いかる~い話です。(「またか」って感じですが・・・)
そして、モトちゃんファンのみなさま、ごめんなさい(>_<)って内容です。
それでも、大丈夫だという方のみ、よろしくお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「はい。これモトちゃんにお土産ね」

病院の食堂で一緒に昼食を摂り終わったところを見計らってか、おもむろに琴子が、鞄の中から小さな小袋を取り出して渡してきた。

「わ~、ありがと~琴子!」

小袋を手に取り、あたしはとってもうれしくって、琴子の顔見てお礼を言う。
この今、あたしの前で満面の笑みを浮かべる琴子は、昨日入江さんのいる神戸から帰ってきたところ。
ふふふ、この子ったら、とってもいい顔をしてるわよね~~。
今朝会った時から思ってたけど、なんなの?このまぶしいくらいにテカテカな肌は!!
よっぽど神戸で熱い日を過ごしたに違いないわよね・・・///。
琴子は入江さんの奥さんだから当たり前と言えば当たり前なんだけど、あの入江さんの寵愛を一身で受けてると思うともう・・・・うう~~~!もうっ!うらやましいったらありゃしない!!

ちょっとそんな琴子にヤキモチを焼きながらも、私はもらったお土産の袋を開ける。


「!!!」

「どう?かわいいでしょ?」

「これって・・・、どこで買ったの?」

「動物園よ。神戸に、王子動物園ってもう入江くんにぴったりの動物園があるのよ!そこに行って、買ったの」

「い、入江さんが、動物園!!?」

軽い衝撃を受けるあたし。
入江さんが、そんな似つかわしくないところによくぞ行ってくれたもんだと・・・。
それってなんだか、入江さんの「仕方なしに」「気持ちとは裏腹に」っていう大学時代に、よく琴子に振り回されてた光景を思い出してしまうのよね。

「どう、モトちゃん?それかわいいでしょ?」

「う、うん。すごくかわいいわね。うれしい。どうもありがと」

琴子がくれたのは、パンダの刺繍が入ったハンカチだった。
それはとてもかわいい。
ハンカチはいくつあってもかまわないし、本当に助かるわ。

でも。

そのハンカチ、実はあたし・・・持っている・・・。
ちょっと前に友達と一緒に行った上野動物園で、あたしが買ったハンカチと一緒・・・。
これって、どこでも売ってたのね・・・。



それはさておき、あたしが欲しいお土産は実は他にあるのよね。
夏に琴子が神戸に行って帰って来た時にも、それはもうすっごいお土産を入江さんからいただいたからぁ~!
さてさて、今回もそのお土産をいただいちゃおうかしら。

「琴子、今日はどうして髪をアップにしてないのよ?なんだかうっとうしいわよ」

「だって昨日神戸から帰ったばかりで、寝不足で・・・今朝は寝坊しちゃって、時間がなかったんだもん」


寝不足・・・・やっぱり!!!


あたしは目をギンと光らせて、食堂のイスに座る琴子の背後に回り込む。

「あたしが、アップにしてあげるわよ」

「ええ?そう?ありがと」

そう言って、今とりあえず的に後ろで適当にくくられてる琴子の長い髪を、ちょっとねじって全部あげて見る。
すると琴子の白いうなじが、ぱっと目をまやかすように現れる。
あたしは、それを入念にチェックしちゃったりするの。むふふ!


「・・・・・」

「どうしたの?」

「え、え・・・いや、なんでも、いや、琴子ってうなじすごくきれいんだなって思って」

「ホント?モトちゃんに言われるなんて、なんか恥ずかしいけど、うれしい」

無邪気に喜ぶ琴子の顔は、本当に子供のようでかわいい。


でも、なぜ――――??
なぜ、こんなに一点のくもりもなく、きれいで白いうなじなのっ!!?


夏神戸に行って帰って来た時は、あんなに赤い花びら散っていたのに・・・。
今回はどこにもないじゃない!!?

おかしいわ。
さりげなく独占欲が強い入江さんは、意外にもわかるところに、いやただ単に制御できないのか、はっきりと印を残してくるはずなのに!!
それが、入江さんからのあたしへの「お土産」だと思ってたのにぃ~~~!
今回は、「お土産」なしなの~~?
そんなのつまんなすぎるわよ~~~~!


「ちょ、ちょっとモトちゃん、どうしたの?痛いんだけど・・・」

あたしは思わず琴子の髪を鷲掴みにして、力を入れ過ぎて震えてしまっていた・・・。

「ご、ごめん・・・なんでも。あまりにきれいなうなじで、手が震えちゃったわ」

「いつもそんなこと言わないのに、変なモトちゃんだね」


入江さんからのお土産がない・・・それは、あたしへの関心もないってことかと思うと・・・。
ちょっと寂しくなってきちゃう・・・・・。


・・・・ん?

「琴子、このほっぺ、どうしたの?」

琴子の頬が少し赤くなっていることに気づいて、指でそれを少し押してみる。
一瞬キスマークかと思ってびっくりしちゃったけど、よく見ると軽い傷って感じで・・・自分でひっかいちゃったのかしらね?

「あ、これ、入江くんに噛まれ・・・あわわ」

「か、噛まれた~~っ!?」

「違う違う!ちょ、ちょっと入江くんに意地悪で、つねられちゃったのよ・・・///」

そう言いながらも、琴子の頬がその赤くなっているところより、赤くなっていくのをあたしはしっかりと見る。
これは・・・やられたわね・・・。
琴子のこの狼狽えように恥ずかしがりよう!!その態度!その様子!!
間違いなく、あの頬の赤くなったところは、入江さんの噛まれたものだと、断定ね!!

・・・って!断定したからって、捜査は終わってないわよ!!
なぜ噛む!?噛むってどういうこと!!?
キ、キスマークより、すごい展開じゃないの~~~~~っ!!

「またあんた、何か失敗して、入江さんの怒られちゃったんでしょ」

興奮する心を抑え、あたしはさりげなくいつもの会話の調子で、誘導尋問してみる。
でも本当は、入江さんが噛みついたわけがめちゃくちゃ知りた~~~~い!!

「してない、してない!入江くんが動物園に行ったから、ちょっと調子に乗って肉食動物・・・あわわ・・・いや、肉食動物ごっこみたいな?あはは。ふざけてつねっただけだよ」


に、に、肉食動物ごっこーーーーーーーーっっ!!?






・・・・あ、あれ?・・・あたし、今、軽く宇宙まで行ってた?
い、一瞬、意識が遠のいたわ・・・あまりに聞き慣れないネーミングについ・・・。
あらあたし、いつの間にかイスに座っちゃってるじゃないの。
し、しかしこれって、これって!!
いったい、ど、どんなプレイなのっ~~!!??

―入江くんが動物園に行ったから
―ちょっと調子に乗って肉食動物

・・・って!そんなさらりとものすごいこと言われても、そんな尋常じゃない発想、あたしにはさっぱり理解できないんですけどーーーっ!?
それに、調子に乗る入江さんってこと自体、もう全く想像できないんですけどーーーーっ!!?

でもやっぱり入江さん・・・・天才だけあって・・・プレイも一筋縄ではいかないって感じなのかしら・・・。

はう~///。
ああ、なんだか・・・い、息があがってきて・・・ちょっと過呼吸気味なんですけど~あたし~~・・・。


「モトちゃんどうしたの?なんだか暑そう?苦しいの?」

「はあ・・・。いや、大丈夫よ。ちょっといろいろと考えることがあって・・・」

あたしを心配して覗き込んでくる琴子の幼い顔と純粋な目。
こんな童顔で男性も知らなさそうな琴子がいったい・・・入江さんとどんなことを・・・・。
入江さんもこんな琴子にギャップ萌えしてるのかしら・・・。

ああ、ダメダメダメ///!!
ここは食堂なのに、あたし顔が完全に夜化してきてしまってる。
落ち着いて。落ち着くのよ~!

そう自分で言い聞かせて、あたしはとりあえず今、暴走する心を落ち着けるために、食堂で取ってきてたお水をいっぱいごくんと飲んだ。
そして、あたしは早速琴子にもらったパンダのハンカチで、口のあたりを拭いてみる。

だ、大丈夫そうね・・・鼻血は出てないわ・・・。

とりあえず、今日は帰ったら早速、PCで「肉食動物」を検索して何か最新のプレイがあるのか、探してみましょ・・・。




「そうそうモトちゃん!これ、見て!」

琴子が大きな布製の鞄から、ばさばさとたくさんの本を食堂の机に広げる。

「なに?」

「入江くんにいろいろ見てもらったの!教科書や問題集にも、大事なところにはほら!ふうせんをつけてくれたの!!」

「付箋でしょ・・・」

相変わらず、言葉の遣い方が不自由なんだからこの子は。
でも、こういうところってすごく琴子らしい。
天才の入江さんが琴子のために勉強しやすいように教えてくれたことを、あたしにも教えてくれるなんて。
本当に、欲がないというか、純粋というか・・・、ま、それが琴子の魅力なんだけどね。



「ほら見て、ノートも入江くんが、こんなにいろいろとポ、ポイントを・・・///」

「・・・なに?なんでそんな赤くなってるの?ポイントがどうしたの?」

「え・・・あ・・・ううん、なんでも///入江くんがいろいろポイントを・・・きゃああ///」

そう言って琴子は、真っ赤になって自分の顔を両手で覆った。

なに?
なにがあるのよ?
まさかさっきの肉食動物プレイと何か関係あるのっ!?
この様子から、絶対何か入江さんとのことを何か思いだしたに違いないわね。
く~~~~!この子ったら、天然で悪女なんだからーーーーっ!
言いなさいよ、はっきりと!
さっきから核心の部分がわからなくて、もう、蛇の生殺しの心境よ~~~~っ!!

しかし、こんな何の変哲もないノートに、いったい何を思い出すことがあるの!?
そう思ってあたしはノートや問題集をぺらぺらぺらとめくり出す。
いろいろ貼られた付箋や、琴子のちょっと的を得ていない書き込みなどが目に付く。


―入江くんにに会いた~い―


琴子らしい呟きというか、落書きがいたるところに書かれている。
本当に、この子って入江さん命って感じよね~。
こうやって目標の先には、必ず入江さんがいるっていうのが、すごいわよ。
そして入江さんは、そんな琴子をまたちゃんと待ってたりするのよね~・・・。


「!!!」

思わず目が飛び出るくらい、教科書に顔を近づけてガン見するあたし。

「どうしたの?」

「こ、琴子!あんた、この教科書帰ってから開いた?」

「え・・・いや、だって昨日爆睡しちゃって、今朝も寝坊したから実はまだ・・・入江くんには毎日勉強しろって言われてたんだけど・・・」

もう!
やっぱりどっか抜けている子よね!?
こんな・・・こんな、入江さんからの仕込みに気づいていないなんて!!

でも、まあ、あたしがこれに1番に気づいちゃったのは、これが今回のあたしへの「お土産」って感じかしら?
ぷっ!
ぷふふふふふふ。


「なんなの、モトちゃん?そんな含み笑いなんかしちゃって・・・」

「いやなにも・・・、でも入江さんにちゃんと毎日勉強するように言われたんでしょ!?今日は帰ったら、絶対教科書開けて、隅から隅まで見直しなさいよ!!」

「わ、わかってるわよ・・・」


―しっかり充電できただろ。勉強も毎日がんばれよ―


きゃあーーーーーーっ!
入江さんが、こんなこと書くなんてもうっ///!
充電って何ですか!?
充電って、どういう風に充電したんですか~~~~~!?

ああ、もう・・・またまた身体が火照ってくるわ・・・妄想止まないって感じで・・・。
「動物園」「肉食動物」「ポイント」「充電」。
解読できない・・・解読できないけど、なんだかすごいにおいを感じるんですけどっ///。
入江さん!!
このキーワードの先にはいったい、どんな激しいプレイがあるんですかーーーーーっ///!!?



**********

加速します・・・・。



・・・・って、本当はこの話、ボツにしようかと思ってました~~~(>_<)
でもとりあえず書いちゃったし・・・、いろいろとごめんなさい~~(>_<)
さらに続きあるし・・・。



COMMENT

うなじ…
こんにちは♪
すっかりモトちゃんになったつもりで読んでおりました(笑)
琴子の髪を上げるところなんて、もうドキドキしてました!!
そしてないことに…なぜか私もショックを受けつつ(笑)
続き、続きが楽しみです!!
本当に「え、ここで終わり?」と毎回思っている私です。
…すみません。下手なコメントで。
by 水玉
2010/04/26(月) 09:24 [Edit
コメントありがとうございます(*^_^*)
水玉さま

こんにちは~水玉さん。またまたこんなおバカ話、読んでくださって、恐縮です・・・、いや本当は、すっごくうれしいです~~♪コメントのタイトルの「うなじ・・・」がなぜだか変にツボにはいっちゃいまして(^^;)、さすが水玉さん、タイトルから目を惹かせてくれます!と思っちゃいました。もう水玉さんにモトちゃんになったつもりで読んでいただいただけで、私、めちゃくちゃ感激ですよ!!そしてモトちゃんになった水玉さんに後半の「オチ」、これでよかったでしょうか?とお聞きしたい気分です(^^;)本当にうれしいコメント、ありがとうございましたm(_ _)m
by chan-BB
2010/04/26(月) 16:13 [Edit
拍手コメントありがとうございます(*^_^*)
まあちさま

こんにちは。見えます、見えます~まあちさんがモトちゃんと一緒に手をとって、くるくる回っているところが!!(笑)でも、琴子も天然でいろいろ小出しにするから、知りたいですよね♪モトちゃん大好きなまあちさんに、このモトちゃんが最後までなんとか無理なく読んでいただけることを、私、切に祈っています~(>_<)かわいいコメント、とってもうれしかったです。ありがとうございました♪


ぴくもんさま

こんにちは。そうです♪モトちゃんを登場させたことはあったのですが、モトちゃん視点は初めてなんですよ。なんだか書けば書くほど、テンションが上がっていくのは、きっとモトちゃんの元キャラのせいなんでしょうね(笑)。そしてまた使っちゃいましたよ、「肉食動物」(笑)。いったい、なぜにここまでひっぱるのか?自分でも理解できなくなってますが、変に使い易いんですよね・・・(・・・って普通の創作だとあり得ないでしょう?笑)。ちなみに直樹は、モトちゃんがここまでとは・・・思ってないでしょうね?(笑)後半は、加速というより、最後に打ち上げ花火?くらいいってくれてたらと・・・あくまで希望ですが(^^;)


繭さま

こんにちは。本当にハードワーク週間のようで、お疲れ様ですm(_ _)mでも、読んでいただき、ありがとうございます♪そして、繭さんはこういうノリのお話お好きのようで(^m^ )、私もなぜかホッとします。もちろん、直樹はこれモトちゃんへのお土産なんて考えていませんよ!(笑)そして自分で書いててまたなんですが、直樹の「プレイ」ってどんなんでしょうね?(爆)繭さんの言われるとおり、きっと凡人には真似できないようなことなんでしょうね(^m^ )繭さん、大変申し訳ないのですが、コメントの最後の方が、文字化けして切れてしまってたんですよーーー!!(泣)どうもすごくいいことを書いてくださってた匂いがしますので(途中までで推測ですが)、いつもこんなにたくさん感想してくださって、本当にうれしいです。ありがとうございますm(_ _)m


藤夏さま

こんにちは。ありがとうございます♪そして今回も確信していました。藤夏さんは、この手は大丈夫だと(笑)。そして私も大丈夫です。ちょっと壊れてくれた方が、私は萌えますので~~♪でもあれを直樹からのお土産って思うあたりは、私の脳内でのモトちゃんなんですが、大丈夫でしたよね?(いまさらですが)そして藤夏さんのコメント読んで、私、あることに気づきました。もちろん「肉食動物プレイ」なんてあるわけないと思って書いてたのですが・・・、もしこれ、マニアの世界では存在するとなれば・・・、「chan-BBっていったい!?」って私が怪しまれることになるのでは!!?・・・ぞぞぞっとしながらも、笑えました♪
by chan-BB
2010/04/26(月) 16:14 [Edit

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Author:千夜夢

こんにちは。
素敵なイタキスの二次創作をたくさん読ませていただき、ついつい自身も二次創作なるものを書いてしまいました。
ここは、私の超個人的な妄想話置き場です。

原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
私の勝手な妄想話であるため、原作のイメージを大切にされる方、二次創作が苦手な方、二次創作が理解できない方は、ご遠慮ください。
また、ブログ内の全ての文章・いただきものを含む画像等の無断転載・転用を固くお断りします。

まだまだ拙い文章しか書けませんが、以上の注意をご理解いただき、読んでもいいかな~と思われた方のみ、ご閲覧下さい。
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