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2016.07.21 *Thu*

如月事件簿 「真夏の夜の夢」3






どんな状況、意図があっても、入江くん、琴子ちゃん以外の絡みがダメな方は、読まないで下さい。よろしくお願いしますm(_ _)m
・・・・・・・・・・・・・・・


「じゃあ、琴子行くぞ」

「はあい」

ベッドの上で少し膨れっ面をしている琴子ちゃんが中身の私を眺めながら、私と入江くんは家へ帰ることになった。

「如月先生、今日は本当に琴子がご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。明日からは、おれもできる限り先生の仕事をサポートしていきますので」

「入江くん・・・」

少し涙を浮かべた私の身体が、入江くんのシャツの裾を掴む。

「如月先生?」

「入江くん・・・寂しい・・・」

ちょっと琴子ちゃん!
それはおかしいって!
本当の私は、そんな哀れな目で入江くんにすがったりしないから、ほら、早く手を離しなさいって!

入江くんの背後から、私は必死で目配せして心の念を送る。
それに気付いたのか、琴子ちゃんはしぶしぶ入江くんのシャツから手を離した。
でも顔は、ほぼ泣いている。




バタン―。

「如月先生、どうしたんだ?あんな気弱なタイプではないはずなのに」

病室を出ると、入江くんが不思議そうな顔をして言う。

「きっと疲れてるのよ。疲れてるときに怪我をしたから、ちょっと心細くなってるんじゃない?如月先生も、本当はか弱い女性なのよ」

「か弱い?彼女に関しては、そんなことは絶対ないはずなのに」

「なっ!・・・いや、でも、やっぱりいろいろショックだったんじゃない?」

「まあ、おまえのせいでとんだ目に遭ったからな。悔しさもあるんだろう。ホント、おまえはトラブルメーカーだ」

そう言って入江くんは、私の額にデコピンした。
それが相当きつい。

「いてーなっ!」

「え?」

「あ、いや、痛い・・・」

下を向いて、さっきの琴子ちゃんみたいに入江くんのシャツの裾を摘んでみた。
こういう少女漫画ちっくなことをすると、琴子ちゃんらしくなるのかなと思いながら。
するとふっと入江くんの腕で引き寄せられた。

「でもとりあえずよかったよ。おまえは何もなくて」

髪に入江くんの吐息がふうっと生暖かくあたった。
もしかして軽くキスされたとか・・・?

「じゃ、帰るぞ」

そうかと思ったら、今度はちょっときつめの口調で、身体を引き離された。


きゅううううう~~ん///
なにこれ?
なんなの?このツンデレ!?
いやああ~~~ん、たまらない、引き寄せて引き離して、たまに優しくなったらりきつくなったり~~///

ダメだわ。
身体中が熱くなる。
早くしなくっちゃ。
私たちが元に戻る前に、早く入江くんと合体しなくっちゃ・・・。







「今日は夕飯終わったら、早めに寝ろよ。一応、脳震とうはおこしていたんだし」

家に帰ると寝室につれて行かれた。
ここが二人の寝室なのね~、なんて心浮かれて部屋に入ったら、もう絶句!!
なにこれ!?
どこの貴族のベッド!?
でかっ!
こんなキングサイズの派手派手ベッドで、二人はいつも・・・。
また身体が熱くなってきた。

「入江くん・・・」

熱を帯びたような顔で、私はベッドに座って入江くんを見上げた。

「なに?なんか顔赤くないか?」

ええ。
だって、寝室に連れ込まれ(※?)、もうかなり興奮してるから。
顔も火照ってるのよ。

「熱あるのか?」

そう言って入江くんが、私の額に手をあてる。
ああ。なんかそれだけでまた熱くなってくる・・・。

「熱はないな。ま、動揺もしてるだろうし、今日はここで夕飯も食うか?」

「ご飯はどうでもいい。入江くんが居てくれたらそれでいい」

「何、甘えてんだよ」

ちょっとその声は冷たい。
でも私は見逃さない!
入江くんの目が、キラッと輝きを増した。
甘える琴子ちゃんにちょいとムラッときているはずだ。

「入江くん・・・」

私はさらに入江くんのシャツの裾をきつくひっぱり、入江くんもベッドに座らせようとする。
入江くんはゆっくり腰を下ろしてきた。
気がついたら、私の目の前に端正な顔の入江くんが・・・。

「どうした?おまえ、ホントなんかおかしくね?」

「だって、怖かったんだもん」

「人を巻き込んで、おまえは無傷でそれはねーだろ」

ほんまにな!
いや、それは今はおいといて。

「如月先生にも迷惑をかけてしまって、今更ながらに自分のしたことが怖くて怖くて・・・」

なかなかいじらしい良い言葉がでた。
入江くんの心に響いていたらいいな。

「だったら早く元気になって、少しは如月先生の役に立て」

いや、私の役には立てないから、琴子ちゃんは何もしなくていいけど。

「はあい。身体は元気よ。でも、心が・・・」

「落ち込んでるのか?」

「うん。人に迷惑かけてしまって・・・」

なかなかしおらしい言葉も出た。
さあ、入江くん、どう応えてくれようよ!


「・・・!!!」


キ、キ、キス―――っ!
いきなり、こんな早くにまさかのキッス。
入江くんの唇が、ああ、私の唇に・・・。


「とりあえず眠ったら、また元気になるさ」

「入江くん・・・」

ああ・・・。
もっと、もっと・・・。
一瞬だったけど、もうその唇が極上であることがわかったから。
だからもっともっと・・・。


「・・・おまえ?やっぱ、どうした?」

入江くんが怪訝な顔、怪訝な声で言う。
しまった!
唇を突き出していた!
ちょっとこれははしたないかも。
しかし、入江くんはクスリと笑いをもらした。
そして


「・・・!!!」


入江くんの唇がまた、私の唇に重なる。
今度は軽く上唇を噛むように吸われ、舌で愛撫される。
とろりと甘い唾液、とても男性のものとは思えないくらい。
激しく吸われたと思うと、今度は優しく腔内を舌が這う。
私の舌が入江くんの腔内に吸い込まれ、いつしか私の舌も自然に入江くんの歯をタッチ。

入江くんのしなやかな指が私の頭をしっかり包み込んで、そして髪をくしゃくしゃとかき混ぜる。
入江くんの顔の角度が激しく変わって、いろんな角度から攻めて攻めて、そして甘く甘く、優しく優しく・・・。
ああ、ああ、もう・・・、実況中継なんてできない・・・。


「はああうう・・・」

我を忘れて甘美の世界吸い込まれていたら、入江くんにゆっくり引き離されてしまった。

「元気そうじゃん?」

いたずらっこのような目をした入江くんが目の前にいる。

「うう///」

気の利いた言葉がでない。
百戦錬磨の私が、まだ甘美の世界から戻れない。
ただ手が勝手に、入江くんの胸元のシャツをぎゅっと握りしめている。
その私の手を入江くんがゆっくり握り、そして離した。
入江くんが立ち上がる。

え?ダメなの?
なんか違うって気付かれた?


「まあ、元気そうなら、続きは夜にな」


斜め角度からにやりとした笑いを見せて、入江くんはそのまま部屋を出て行った。
あんなに激しく絡み合っていたのに、呆気なく去られて私は呆然とする。


なんなのこれ~~~~!?


気付いたら誘ったつもりが、入江くんに主導権を握られていた。
うまくいっているようないってないような、何とも言えない曖昧な感覚。
やばい、完全にのまれている。

でも、私たち、今夜できる。
私は身体中にびっしょり汗をかいていた。




**********

もうこの辺りでも、無理〜〜!!
と思われた方は、ぜひぜひ自己制限で今後は読むのやめておいて下さいね。

なんでこんな話を書くのか?と思われる方もいると思いますが、一応ちょっとした意図はあります。
が、今は解説できないので、また最後にでも。でもそれが受け入れられる理由にはならないとは思いますが(^_^;)
すみませんm(_ _)m

COMMENT

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2016/07/21(Thu) 17:50 | [Edit
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2016/07/21(Thu) 19:27 | [Edit
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2016/07/21(Thu) 23:36 | [Edit
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2016/07/22(Fri) 19:02 | [Edit
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2016/07/23(Sat) 02:01 | [Edit
コメント&拍手コメントありがとうございます

マロンさま

お返事が遅くてすみません(>_<)
眠れないくらいにドキドキさせてしまってごめんなさい。
私もイリコト以外のカップルはダメなのですが、こういうギャグ路線だとついついよからぬ妄想の歯止めが利かず(^_^;)
それでも最後まで読んで下さってありがとうございました。


たまちさま

遅いお返事ですみません(>_<)
こんな展開でしたが、私の書いたものならと読んで下さってありがとうございます。お嬢はさすがにダメなんですね(^^;)
如月先生がウハウハ(※死語)すればするほど、読者の皆さんがイライラするという展開・・・。
こんな展開になる中も、入江くんの貞操より琴子ちゃんがガッキーに何かされていないかと心配をされるたまちさんにうけましたよ!w


玉子さま

遅いお返事ですみません(>_<)
この回の玉子さんのコメントを読ませていただき、私は俄然ファイト!って感じになりました。
私もまさに、この第三者に入江くんのテクと琴子ちゃんへの溺愛を体感して欲しかったのです!!!
このような妄想はイタキスファンの多くの方には受け入れられないだろうな・・・とわかっての今回の連載。
玉子さんと思っていたのとはまた違ったかもしれませんが、受け入れていただき本当にありがとうございます。


くーこさま

お久しぶりです!くーこさんの方で私は認識させていただいています!お元気そうでなによりです。お子様も大きくなられたでしょうね。
お久しぶりだったのにお返事がこんなに遅くなってしまってごめんなさい(>_<)もう読んで下さっていないかも・・・。
久々にイタキスを思い出していただいたのですね。今はその路線で( ̄m ̄*)はまるものがあるって楽しいですよね♪うらやましい♪
そうそうPWは全く変わっていません(笑)。ただ面倒なんで替えてないだけなんですけどね(^_^;)いつでも覚えて下さっていればウェルカム状態なので、また気が向いた時に遊びにきてやって下さい。
久々のメッセージ、とても嬉しかったです。ありがとうございます。


りょうママさま

遅いお返事ですみません(>_<)
琴子ちゃんは自分から誘う子ではないけど、入江くんは誘われると嬉しいかもと!?
心が如月先生の琴子ちゃんですから、その積極性に入江くんはどうだったのかな?とふと考えてみました。


ちびぞうさま

遅いお返事ですみません(>_<)
ちびぞうさんは「いける~」とのコメントでホッとしました。ここにも入江くんの貞操よりも琴子ちゃんの危機を気にしておられる方が!w
私へのお気遣いもありがとうございます。今年もなんとか夏バテせずに夏を越せました。


Yunさま

遅いお返事すみません(>_<)
なんとか入江くんにばれずに(?)ここまできた如月先生の回って感じです。Yunさんも今後の展開が大丈夫そうなので、ホッとしました。でももう、この時点で私はどういうように書いて行こうかは決めていたので変更はなかったのですが ( ̄m ̄*)
2016/10/06(Thu) 15:13 | 千夜夢 [Edit

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プロフィール

千夜夢

Author:千夜夢

こんにちは。
素敵なイタキスの二次創作をたくさん読ませていただき、ついつい自身も二次創作なるものを書いてしまいました。
ここは、私の超個人的な妄想話置き場です。

原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
私の勝手な妄想話であるため、原作のイメージを大切にされる方、二次創作が苦手な方、二次創作が理解できない方は、ご遠慮ください。
また、ブログ内の全ての文章・いただきものを含む画像等の無断転載・転用を固くお断りします。

まだまだ拙い文章しか書けませんが、以上の注意をご理解いただき、読んでもいいかな~と思われた方のみ、ご閲覧下さい。
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