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2016.01.22 *Fri*

琴子日記  こたつ



なんか書けた(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・


「ふーふー・・・、ただいま」


疲れた。
本当に疲れた。
でもあたしは、成し遂げた。


「まあまあ、琴子ちゃん、それどうしたの!?一人で持って帰ったの?」

お義母さんは、目を見開いてびっくりしている。

「すげー、バカ力・・・」

裕樹くんは冷めた目をしているけれど、やはり口をぽかんと空けて驚いている。

「・・・頼むから、おれを巻き込むな・・・」

すでにいろいろ察知したのか、入江くんは困惑の表情を浮かべて目を瞑った。
さすがね、入江くん。
でもね、もちろん、入江くんを巻き込んでこそのあたしの計画なんだから。むふふ。






「これね。限定三名様限りで、なんと布団込みでちょうど1万円だったの」

あたしは、近所の家電量販店で、こたつとこたつ布団を購入してきたのだ。
あたしは早速、あたしと入江くんの部屋でそれを広げる。

「おまえ、いくら小さめのとはいえ、よくそれを一人で持ち帰ったな。尊敬に値するよ」

入江くんは腕を組んで立ち尽くしたまま、眼下のあたしを見下ろして言う。

「尊敬だなんて、そんな~」

「照れるな!嫌みに決まってるだろ!」

きゃん。怖い。
声がちょっとマジ怒ってる。

「そんな大荷物、素手で持ち帰る人間がいることが信じられない。恥ずかしいとかなかったのか?」

「だって早く欲しかったんだもん。軽トラの貸し出しはあったけど、あたし、運転できないし。リヤカーの貸し出しはないのか聞いたら、ないって言うし」

「リヤカー!?」

「あれがあったら、もっと楽だったのに」

「・・・・・・」

入江くんは、黙り込んだ。
そうだよね。
リヤカーあったらよかったのにって、入江くんも思ったんだね。(※なわけねー!呆)




ま、それはさておき、なぜあたしがこうまでしてこたつを購入したかを皆さまに説明しましょう。

こたつ―。
またの名を「おこた」―。
なんてかわいらしい温かい名前なんでしょう。

寒い冬に、特に冷える足下を温めながら、その中で食事をしたり、勉強をしたり、時には眠ったりできる優れた暖房器具。
だって入江くんったら、部屋ではいつも自分の机に座って本を読んだり、あたしに背を向けてばっかりなんだもん。表情すらよく見えない。
でも、おこたなら、二人一緒に入ることができて、あたしは入江くんを見つめながら、身も心も温まることができるのよ。ワンダフル!



~~妄想発動~~


「入江くん、みかん食べる?むいてあげるよ」

おこたでレポートを書いている入江くんに、あたしは新妻らしいことをしようとする。
こういうシチュを期待していたの!

「ああ」

「はい。あ~ん」

その時、少し身体を傾けた入江くんの足が、おこたの中のあたしの足にあたる。

「あっ」

「なんだよ。変な声だして」

「なんだか、恥ずかしい」

「バカか。早くみかんよこせよ」

「は~い。あ~ん。あっ・・・」

入江くんが、あたしの手からみかんを食べながら、足であたしの太ももをすりすりって・・・。

「入江くん・・・」

「顔が赤いけど、なんで?」

入江くんは少しにやりとしながら、白々しいことを言う。
直接見えないけれど、入江くんはおこたの中で、あたしの足に自分の長い足を絡みつけ、そしてツンツンとあたしの・・・。

「こういうシチュもたまにはいいな」

「入江くん・・・」

あたしも、あたしも、こういうシチュもいいかと・・・。
ああ。でも、これって結構滑稽かも。
だって入江くんが背中におこたを背負いながら、まるで亀さんのように甲羅を浮かせて。
でも、でも、滑稽だけど、これもこれで、おこたを背負ったままできる入江くんがカッコイイ・・・・・・。






「確かに足下は温まるな」

「え?」

激しく展開しそうになっていたあたしの妄想は途絶えた。
ふと見ると、入江くんがおこたをセットして、なんとそこに入って居るではないの!!?

「い、い、入江くんが、おこたに!!カメラ、カメラ」

「そんなもん撮るな!」

「だって、すごくレアなんだもん」

「そんなもん撮ったら、部屋にこたつは却下する」

「う・・・」

あたしは渋々諦めた。
でもそれは、カメラを撮らなかったら、部屋におこたを置くことは許可しているってこと?

「わーい!やったー!」

「何喜んでるんだ?ったく、意味わかんねー」

そうだ。
そうだ。
勇気がいるけど、おこたのときに確かめたいことがあったんだ。

「おいっ、何やってんだ!?」

あたしは、おこたの布団をあげてその中に少し顔をいれた。
そしてそこで、少し勇気を出して鼻をクンクン。


「わー!」

「なんだよ、今度は?」

「だって、だって、おこたの中、臭くないんだもん」

「は?」

「お父さんと暮らしてたとき、おこたの中、もうお父さんの足のにおいで臭くって臭くって、あたし、嫌で仕方なかったから。だから、もし入江くんもそうだったらどうしようって・・・」

「ふーん」

「よかった。さすがに入江くん、足の臭いもしないんだ」

あたしはとても感動しながら、そしてあたしもそろりとおこたに入った。
さっき変な妄想してたから、同じおこたに入るのが、なんだかちょっと恥ずかしい気分。
顔が火照っちゃう。


「熱いのか?」

「え?いや、そんなこと」

「調節は、これ安物だから中か?」

そう言って、入江くんは親切にこたつの中の調節を探してくれた。
はらりと少し布団の中に顔をいれ、そしてすぐに

「少し弱くした」

「ありがとう」

さすが入江くん。
なんでも適応できてすばらしいね。
あたしは、自慢の旦那さまと一緒におこたに入れて、夢のようにし・あ・わ・せ――。


「ところで、おまえ」

「ん?なに?」

「今、生理中?」

「え!なんで?なんで今、そんなこと」

確かにそうだけど。
なんで?なんで、今朝からなのに入江くん知ってるの?

あ・・・
まさか・・・








「え?琴子ちゃん、どうしたの?そのこたつ、買ったばかりじゃ?」

あたしがおこたを物置を片付けているところを、お義母さんに見られた。

「まさか、もう壊れちゃったの?」

「いえ、そうでは」

「お兄ちゃんが、ダメって言ったの?」

「いや、そうでも・・・。むしろ、入江くんは温かいって」

「じゃあ、なぜ?」

「・・・・・・」



入江くんの嗅覚が、あまりに変態・・・、いや、犬並みにすごいから。



とは、さすがにお義母さんには、言えませんでした。





**********

入江くんだって、人間なのだから足は臭いと思うのですが、でもやはり臭くない伝説を守りたいと思いました。

昨日の広告消し記事にも、拍手、コメ、ありがとうございます。
まだリコメも滞っていて、ブログも未調整のときに、勢いでこんな話だけUPしてすみません。

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2016/01/22(金) 13:09 [Edit
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2016/01/31(日) 23:25 [Edit
コメント&拍手コメントありがとうございます

マロンさま

今更ながらの遅い返事でごめんなさいm(_ _)m
いつもコメントありがとうございます。おこたのイリコトは書いたことなかったなと思い立って書いた話でした。どうしても嗅覚とかおかしな方向にいってしまう私の妄想・・・(^^;)
入江くんの足が臭くないに同意していただきうれしいです♪例え妄想であってもこれは譲れませんよね♪


Yunさま

今更ながらの遅い返事でごめんなさいm(_ _)m
入江家でこたつは見たことはありませんよね。洋風な家なので、ちょっと似合わないかな?とも思いますが、たくさん部屋はあるのでどこかにある可能性はありますよね。琴子ちゃんの実家の秋田には間違いなくあることでしょう。のだめでのこたつ事件も、私も頭に浮かびましたよ(^^;)
琴子ちゃんは、いつまでたっても入江くんの前では乙女(なつもり)なので、今回はこたつ却下になりました(笑)。


たまちさま

今更ながらの遅い返事でごめんなさいm(_ _)m
話はいきなり逸れますが、入江くんがリヤカーひくのもなんだか萌えますよね。(私だけですか?)
こたつで背中を入江くんが火傷!(笑)なんで!?ってまた大学でニュースになってほしいネタですね!(笑)
そうです。入江くんは足も臭くないし、おならもげっぷもしません。サイボーグのようですが人間です。
サイボーグ人間ですが、これが結構欲情には勝てないところがあったりするのが魅力です ( ̄m ̄*)


みかんさま

今更ながらの遅い返事でごめんなさいm(_ _)m
このときも久々の更新でしたが、何度も読み返していただきありがとうございます。過去作も読んでいただいていてとてもうれしいです。
なかなか更新できていなくてすみません。足跡残していただき本当にありがとうございました。


りょうママさま

今更ながらの遅い返事でごめんなさいm(_ _)m
寒中お見舞いをありがとうございました。
こたつのシーズンも終わってしまいましたが、次のシーズンに琴子ちゃんがお得意の「忘れん坊」でまた出してきて、今度こそ入江くんの亀さんになってほしいものです ( ̄m ̄*)


紀子ママさま

今更ながらの遅い返事でごめんなさいm(_ _)m
こちらこそいつもありがとうございます。これこそ今更ですが、今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
琴子ちゃんは目的のためなら、こたつセットも必死で持って帰ると思います。純粋な目的だったのに、入江くんの野性のせいで(?)なんだかな~の結果になってしまいました(^^;)ただ、入江くんも純粋に匂いをかぎとってしまうんでしょうね。余計なことを言わなければ、もっと野性的なことがまちうけていたかもしれないのに・・・。


ゆいさま

今更ながらの遅い返事でごめんなさいm(_ _)m
初めてのコメントありがとうございます。何度も読んでいただけて感激です。なかなか更新ができない状態ですが、まだ開けていますので時々遊びにきていただければ嬉しいです。励ましのお言葉、心に留めておきます。


ちびぞうさま

今更ながらの遅い返事でごめんなさいm(_ _)m
せっかく必死で持って帰ったこたつを、入江くんの無神経な言葉のせいで・・・。でも、入江くん、失敗しましたね。琴子ちゃん、結構すごい妄想してたんですけどね ( ̄m ̄*) 無神経な言葉のせいで、ある意味おいしい思いをできなかった入江くんにお仕置きは下ったようには思いますね(笑)。
by 千夜夢
2016/06/22(水) 14:41 [Edit

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Author:千夜夢

こんにちは。
素敵なイタキスの二次創作をたくさん読ませていただき、ついつい自身も二次創作なるものを書いてしまいました。
ここは、私の超個人的な妄想話置き場です。

原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
私の勝手な妄想話であるため、原作のイメージを大切にされる方、二次創作が苦手な方、二次創作が理解できない方は、ご遠慮ください。
また、ブログ内の全ての文章・いただきものを含む画像等の無断転載・転用を固くお断りします。

まだまだ拙い文章しか書けませんが、以上の注意をご理解いただき、読んでもいいかな~と思われた方のみ、ご閲覧下さい。
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