10
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
<< >>


--.--.-- *--*

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013.07.12 *Fri*

9 ラブ★ジュースの思う壺になった野獣



注意!入江くんのキャラが崩壊しています。
下品なギャグ・下ネタ有りです。
いかれ度が増しています。
以上の注意にも寛容な方のみ読み進めて下さい。


・・・・・・・・・・・・



「あたし、イチゴジュースが良かったな」

「ざくろジュースはダメなのか?」

「せめてオレンジジュースとか、アップルジュースとか」

「ざくろジュースはダメなのか?」

「・・・他にないの?」

「ざくろジュースしかない」


なんてことだ。
週末の昼間だというのに、「ラブ★ジュース」の部屋はあと一部屋を除いて満室だった。
部屋にジュースの名前が掲げてあり、今は「ざくろジュース」の部屋しか空いていないのだ。
正直、部屋の名前なんてどうでもいいだろう?
部屋の仕様に大きな差異はない。
おれは次に来る奴に先の越されぬように、すぐに「ざくろジュース」の部屋のパネルとタッチしようとしたら、「待って!」と険しい顔の琴子に止められて、今に至っている。


「おまえ、ソフトクリームの匂いがぷんぷんするぞ。早くシャワーを浴びた方がいい。もう『ざくろジュース』で決定だ」

「ま、待って!」

またもやパネルをタッチしようとするおれの手を、琴子はむんずと掴み取った。

「『ざくろジュース』ってどんな味?どんな色?」

そんなもの・・・今追求する必要があるのか?
F組だったおまえに「追求」ほど、似合わないものはないだろう。

「そもそも『ざくろ』ってどんな果物?おいしいの?甘いの?」

だ・か・ら――!!なれをなぜ、今追求する?
ただの部屋のネーミングに過ぎないじゃないか!?

「やっぱあたし・・・イチゴジュースがいいなあ」

振り出しに戻るのか~・・・。
頼む。もう、おれは限界なんだ~~!!


プチ


「あああああ」

琴子のしょうもない絶叫を背後に、おれは「ざくろジュース」の部屋を強行タッチしてやった。

「いくぞ」

「きゃん」

琴子の意見に、耳を傾けていたおれがバカだった。
始めから強行突破すればよかったのだ。
もう限界。
これ以上、もうもたない。



パタン



「ざくろジュース」の部屋に入り、ドアを閉めた途端のことだった。



ビリッ



「きゃあああ////」


おれのズボンが裂けて、するっと足下まで下がり落ちた。

危なかった。
限界だったのだ。
よくぞ部屋まで生地がもちこたえてくれた。
あのままイチゴジュースの部屋を待っていたりしたら、ホテルのロビーでおれはズボンをずり下ろすところだった。


「なんで?なんで?なんで、何もしてないのズボンが落ちたの?」

んな、野暮なこと聞くな。

「イリュージョン?入江くん、そんなこともできるの?・・・やっぱり天才・・・」

・・・・・・
マジで言っているのか?

ちょっと待て。
そんな熱い尊敬の眼差しでおれを見るな。
ズボンが裂けてずり落ちただけなのに、なぜおまえはそんな愛らしい目でおれと見つめるんだ。



琴子!
可愛すぎる!!
半端じゃねーーー!!




「きゃああああ///」


おれは力強い水夫のように、琴子を樽のように軽々と肩に担ぐと、そのままシャワー室に向かった。

・・・下半身のみ裸のままで。





ザ―――ザ―――ザ――― (※「雨音」ではありません)


「やああん、こんなところで・・・入江くん舐めないで・・・ああん・・・ソフトクリーム・・・(※?)///」


ザ―――ザ―――ザ―――


「やああん、担いだままそんなこと・・・あたし、お猿さんの太鼓じゃない・・・(※?)///」


ザ―――ザ―――ザ―――


「やああん、う、後ろ・・・ざくろ・・・ジュース・・・(※?)///」


ザ―――ザ―――ザ―――


「やああん、入江くん・・・すごい・・・富士山大噴火・・・(※?)///」





「・・・はう」

そして小一時間、浴室で琴子をきれいにしてやると、おれはまた力強い水夫のように、今度は素っ裸で琴子を樽のように軽々と肩に担ぎ、ベッドのある部屋へと運び込んだ。
琴子はおれの肩の上でぐったりしている。

相当きれいにしてやったからな・・・くくく。


バサリと琴子をベッドの上に置く。
ひらりと琴子の髪がシーツの上に広がる。
その一糸纏わぬ琴子の姿は、まるで人魚姫のようだ。


「入江くん・・・」

虚ろな目で琴子をおれを見上げる。
やめろ。そんな愛らしい目で見るなよ。

「入江くん・・・今日はポパイみたい・・・ふふふ」

奇遇だな。
おれも今日は自分が「水夫」のような気がしていたんだ。

「さすが『ざくろジュース』の部屋だけあるね。ふふっ。お猿さんもびっくり」

おまえの意味不明の会話の方がびっくりだ。
でもおれは、そんな意味不明のワード炸裂でもおれについてくる琴子が・・・




たまらなく可愛い――!!




「きゃん///」

おれは琴子の上に飛び乗った。

「サーフィンするの?入江くん?」

今日の琴子は、いつも以上に意味不明ワードが炸裂だ。
しかしおれは、そんな琴子も可愛すぎてたまらない。

「ああっ・・・もう・・・波に・・・早い・・・」

ジュースはたっぷりだ。早くても大丈夫だろう。

「ああ・・・すごい・・・あたし、ああ・・・サーフィンしている、ああああああ」

おれはたっぷり味わっているよ。
どこかかみ合っていないおれたちの会話だが、今日はそれが妙におれをそそる。
なぜだかわからない。
なぜだかわからないが、おれはいつも以上に興奮している。



「ああ~っ・・・ざくろ・・・」

そう呟いて、琴子は波の中に沈んだ。

意味不明すぎる。
しかし、「ざくろ」自体をよく知らない琴子が、「ざくろジュース」の部屋に足を踏み入れてしまったその瞬間から、おれたちが「ラブ★ジュース」の思う壺にはまってしまったことを、おれは今確信する。
しかし、それはそれで・・・非常に良いことではないか?くくく。(※だ、大丈夫?入江くん?)





「大丈夫、入江くん・・・?」(※やはり・・・)


張り切りすぎた。
「ラブ★ジュース」の思う壺にはまってしまった。
ついつい張り切って、丘の暴走特急から白波のサーフィン、水夫樽叩きまで繰り返していたら(※混乱??)、おれは背中の筋を痛めてしまった。
決して「腰」ではない。決して「ぎっくり腰」などではない。
あくまで背中の筋を痛めてしまっただけなのだ。

「入江くぅん・・・」

泣きそうな顔でおれを見る琴子。
いじらしい泣き顔。
琴子・・・・

なんでおまえは、そんなに元気なんだ?



しかし、こんなところで長居していても仕方がない。
おれはさりげなく琴子の肩を抱くふりをして、かなり琴子に支えてもらいながら部屋をあとにすることにする。

「大丈夫?」

「大丈夫だ。重くて悪いな。どこかでタクシーをひろうまで我慢してくれ」

「あたしは大丈夫だよ。気にしないで。ざくろパワー~~!!」

・・・琴子・・・まだ意味不明。


二階から一階に下りようとエレベーターを待っていると、上の階からの客と鉢合わせになってしまった。
仕方なく同乗する。
こういうところで鉢合わせするのは、なんとも気まずいものがあるがそれも仕方がない。


「あの・・・別に腰を痛めたわけでないので」

げげっ!
こ、琴子、なんでそんなことをいちいちそいつらに言うんだ!!?

「どこのお部屋でした?あたしたち、『ざくろジュース』の部屋だったんですよ。意味不明ですよね?ふふふ」

琴子・・・・・おまえが一番、意味不明・・・・・。



チーン



エレベーターが着いたとたん、同乗していたカップルは逃げ去るかのようにホテルを後にした。

「無視だなんて、ひどい人たち」

「放っておけ」

頼むから、放っておいてくれ。
災難だ。


しかし、その災難はまだも続く。
ホテルを出ると、入るときにはすかすかだった前の道が、とんでもなく渋滞しているではないか――!?

徒歩でホテルに入ったおれたちは、徒歩でホテルを出るしかない。
一歩ホテルを出た途端、目の前の車に乗っている人達が一斉におれたちに視線を集めたではないか!
数十はあるとは思える視線。視線。視線。


「やだ!あたしたち芸能人じゃないんだから見ないでほしいわ!」

そう琴子は顔を隠しながら、下向き加減に足を速める。
しかし・・・

「こ、琴子・・・悪い。もう少しゆっくり歩いてくれ」

「あ、ご、ごめん」

背中の筋を痛めているおれは、早足でそこを立ち去ることができなかった。
渋滞している車中の視線を浴びながらも、仕方なくおれたちは次の曲がり角までのろのろとこの道を歩くしかなかった。
次の曲がり角で路地に曲がれば、この視線から解放される。
すまない、琴子。
そこまで辛抱してくれ。

顔を芸能人のように隠し、下向き加減で歩く琴子とは対照に、おれは敢えて真っ直ぐ前を向き堂々と歩いてやった。
そうすることで、琴子へ視線を向けないようにするためだ。愛妻を守るためだ。

・・・でも、身体は琴子に支えられているが。



「・・・!!!」


そのとき、おれは一際きつい視線を感じ、その方向に目を向けてしまった。
あるワゴン車の中。
後部座席から、あいつがおれたちを凝視していた。
あいつ・・・それは、さっきショッピングモールにいた、猿回しの「猿」だった―。

おれと視線がかち合った猿は、顔を真っ赤にして、窓をどんどん叩いて暴れ始めやがった。
何、興奮してやがるんだ!
おまえ、そんな凶暴な奴だったのか!
琴子は、そんなおまえに涙を流して感動してたんだぞ!!

そんなおれの心の怒声にもかまいもせず、猿のやつはさらにでかい声で叫び、窓を閉めていてもその声は外に漏れるほどになってきた。
やめろ!
余計におれたちが注目を浴びるじゃないか!!
やめろ!
叫ぶな!暴れるな!歯をむき出しにするな!



裕樹の着ているパジャマと同じような水色に白地の縞々模様の衣装を着た猿
裕樹の着ているパジャマと同じような水色に白地の縞々模様の衣装を着た猿



呪文を唱えてみたが、一向に効果はなかった。(※呪文違い)


猿の叫びにも、車の中の人の視線にも負けず、おれたちはひたすら歩き続け、やっと視線遮られる路地へと入り込めた。

「ふ~~、入江くん、恥ずかしかったね」

「悪かったな、琴子。おれが背中を痛めていて」

「ううん。大丈夫よ。ざくろジュースパワー~~!!ふふふ」



琴子・・・。
おれのライチジュースは飲んでくれたが(※?)、ざくろジュースなんて飲んじゃいねーのに。
おまえはいつでも意味不明に明るい。



琴子、おまえはサイコ―の女だよ。





**********

ホント、意味不明な内容で!(苦笑)

しかし、最後の入江くんの呟きのみ読んでみると、なんて感動的な愛妻物語だろうと錯覚しませんか?

COMMENT

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by
2013/07/12(金) 17:13 [Edit
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by
2013/07/12(金) 20:35 [Edit
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by
2013/07/12(金) 23:55 [Edit
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by
2013/07/13(土) 11:01 [Edit
コメント&拍手コメントありがとうございます

紀子ママさま

こんにちは。今年は初盆でいらっしゃるのですね。そろそろお忙しく、そして思い出に浸られる時期・・・ですのに、お騒がせしました!泣いて笑って、ありがとうございますm(_ _)m
琴子ちゃんは、入江くんのすることはなんでも良いように解釈するのですよね(^_^;)たとえ勝手にズボンがずり落ちたとしても・・・それは素敵なできごとなんです。
もう自分でも書いてて、次々謎のワードが浮かぶ浮かぶ!(笑)野獣のパワーすごし!って感じでした。
ざくろジュースが更年期に効くとはいいこと知りました(*^m^*)
お猿さんは、入江くんの危険な野獣の姿を本能でキャッチしていたのだと思います。
そしてこのお猿さん!私はまだまだ使えそうと思っていますので(*^m^*) またの出演の時には、この場面をぜひ思い出してやって下さい。
楽しんでいただけたのが、すっごくわかったコメントでとても嬉しかったです。ありがとうございました。


たまちさま

どこまでもついてきて下さって、ありがとうございます!うれしいです(*^m^*)
この際、入江くんはズボンと一緒にパンツも裂いてしまったとお考え下さい。もう入江くんは、現実レベルを遥かに超えておりますので(笑)!
「ラブ★ジュース」で休憩していたところを、猿に発見されてしまった野獣。ショッピングモールでは、猿の呪文でいろいろ助かったこともありましたが、ここでは猿のせいで災難!哀れな入江くんを、ぜひぜひ楽しんでやって下さい(*^m^*)
※はホントに要らないだろう?と毎回思いながら・・・(^_^;)でもたまちさんみたいに一部の人にうけていることを励みに、このシリーズは※を多様させていただきます(笑)ありがとうございます。


みかちっちーな♪さま

こんにちは。
大爆笑(爆)(爆)(爆)(爆) していただき、ありがとうございます~♪
こんなバカな話でも、楽しんでいただけているのが何よりうれしいです。
猿にも注目してもらえて妙に嬉しかったですよ(*^m^*)
ライチ狩り!?(爆!)琴子ちゃん、なんだかおかしな気分になって倒れちゃうかもしれませんね?(^^;)
楽しいコメント、ありがとうございました♪


kazigonさま

笑いすぎて涙まで流してくださるなんて感激です!
そして何より、このお馬鹿なシリーズを「最高」なんて言っていただけるのが、私はめちゃくちゃうれしいです。ありがとうございます。
また野獣シリーズ書いちゃいますね(*^m^*)


kaotokuchanさま

こんにちは。
またそんな高尚な鑑賞の帰りに、こんな話を読んでしまわれたなんて・・・。
私は、ついつい白タイツの入江くんを想像してしまい、変な興奮をしてました(笑)
ざくろジュースは、私は飲んだことないんですよ。お高いんですね。何気に入江くんにぴっったりじゃないですか(*^m^*)
お忙しい中、早速のコメントをありがとうございました。


無記名さま (7/12 21:55)

もうサイコーのお言葉の爆笑していただいたことに感謝です♪
こんなお話ですが、一応ラブラブな二人ではありますね(*^m^*)
かなりいっちゃっていますが、まだ懲りずにこのシリーズ続けちゃう予定です。またよろしくお願いします。


無記名さま (7/12 23:38)

ツボっていただきありがとうございます!!
この手の話にツボっていただける方に、私はホントうれしく思います。
ざくろパワーってなんでしょうね?(^^;)自分で書いてても何がなんだかわからなくなっていますが、楽しんでいただき感激です。
by 千夜夢
2013/07/18(木) 13:21 [Edit

Comment Form


秘密にする
 


プロフィール

千夜夢

Author:千夜夢

こんにちは。
素敵なイタキスの二次創作をたくさん読ませていただき、ついつい自身も二次創作なるものを書いてしまいました。
ここは、私の超個人的な妄想話置き場です。

原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
私の勝手な妄想話であるため、原作のイメージを大切にされる方、二次創作が苦手な方、二次創作が理解できない方は、ご遠慮ください。
また、ブログ内の全ての文章・いただきものを含む画像等の無断転載・転用を固くお断りします。

まだまだ拙い文章しか書けませんが、以上の注意をご理解いただき、読んでもいいかな~と思われた方のみ、ご閲覧下さい。
よろしくお願いします☆

カテゴリ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

最新記事

最新コメント

リンク

●Swinging Heart(ぴくもん様) swingingheart
●のんきもののお家(わさこ様) no banner
●日々草子(水玉様) 日々草子
●kiss shower(幻想夢 影菜様) kiss-shower
●雪月野原~snowmoon~(ソウ様) snowmoon
●初恋(miyaco様) no banner
●HAPPY☆SMILE(narack様) HAPPY☆SMILE
●イタズラなkissの二次創作マナーを考えよう!(イタkiss創作マナー執筆者X様)
●みぎての法則(嘉村のと様) no banner
●Embrasse-moi(ema様) no banner
●φ~ぴろりおのブログ~(ぴろりお様)
●真の欲深は世界を救う(美和様)
●イタKiss~The resident in another world ~(九戸ヒカル様)
●むじかくのブログ(むじかく様) no banner
●つれづれ日和(あおい様) no banner
●Snow Blossom(ののの様) no banner

素材拝借

 ミントBlue様               

Copyright © こんぺい糖と医学書 All Rights Reserved.
テンプレート:サリイ( ブログ限定配布版  / 素材:hadashi )    
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。