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2013.02.27 *Wed*

入江直樹ナルシスト劇場 2



続けて「入江直樹ナルシスト劇場」をUPします。
1話未読の方は、ぜひそちらから。
こんな話でも一応続いています・・・。

完全なパロディです。
ふざけた内容です。
原作のイメージを大切にされている方は、ご注意下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・



「こいつか」


同居することになった重樹の親友の娘は、以前直樹にラブレターを渡したことがある、F組の相原琴子だった。
直樹は、少しの希望が見えた。
それは、この鈍い女と同居ならば、まだコスプレも続けられるかもしれないと思ったからだ。
直樹の頭脳を持ってすれば、うまくやれば気づかれずにすむと。



「なんだよ?」

「え・・・ああ、べ、別に・・・」

「お兄ちゃん、そんな恐い顔で睨まないの!」


食事の時間―。
琴子はジロジロと直樹を見つめていた。
琴子と同じ空間で、直樹が琴子と同じものを食べているという事実。
それが琴子には夢のようであり、何とも言えない幸福感のようなものをもたらしていたのだ。
しかし、その琴子に直樹は容赦ない。
きつい目つきと口調で、それをはねのけようとする。
その様子を紀子に注意されても、直樹は「フンッ」と冷たい視線を琴子に送っただけだった。

その直樹の冷たい視線に、琴子はまたピクリと身体を震わす。
直樹が琴子を見ている。
不快感を露わにしているが、それでも琴子はこんなにしっかり直樹に見つめられることは今まで無かった。
琴子は、ドキドキと胸の高鳴りが鳴り止まない。
顔を真っ赤にして、俯いてしまった。


(ふ~~ん・・・)


直樹は冷たい目つきをしながらも、琴子をゆっくりと観察する。
そして琴子の狼狽える仕草に、直樹はなんとも言えない優越感のようなものを感じた。

この自分は最高峰であるかのような優越感。満足感――。
それは・・・コスプレをしている時に感じるものと同じだと感じ取った。





気づいたら、居ても立ってもおられず、直樹は部屋に戻りすぐに着替えていた。
裕樹はいつも食事のあとはリビングでテレビを一時間は観る。
その時間を利用して、直樹は勝負に出たのだ。

勝負服は、いつもと同じオーソドックスな上半身裸に腰布のスタイル。
ギリシア神話風だ。
先日紀子に用意してもらったアイボリーの腰布に、口には藁(ストロー)を咥えている。

鏡で見る自分はたいそう美しい――。


「よし!」


美しい自分に酔いしれ、満足すると、直樹はあることを実行することを決意した。

直樹はゆっくりと扉を開き、二階に、廊下に、そして階段に誰もいないことを確認する。
そしてそのままコスプレ姿のまま、タタタと廊下に飛び出した。
目指すは、今は無人の琴子の部屋。


バン―


直樹は琴子部屋に入り、琴子の机の上に自分の咥えている藁(ストロー)を置いた。
それこそが、直樹の決めた「実行」だったのだ――。

部屋に戻った琴子が、机の上に置いてある「藁(ストロー)」を見て、「何?これ何?」とうろたえる。
当然、あの鈍い琴子は、直樹が置いたものだとは思いもしないことだろう。
「気持ち悪い!」と即座にその藁(ストロー)を捨てるかもしれない。
大好きな直樹が、さっきまで口に咥えていた藁(ストロー)とも知らず・・・。


「くくくく・・・」


琴子のその姿を想像して、直樹はたまならい高揚を感じる。
今まで感じたことのない征服感のようなものがふつふつを沸いてくる。
そんなとき――


「え?今、入江くんが、あたしの部屋に入った?」


と、廊下から慌てる琴子の声がした。


(な、なにーーーっ!?もう階段を上がってきた?こ、こいつは、どういう動物的察知力なんだ――!?)


「入江くん、いるの?」


バンと期待を込めて、琴子はドアを開く。


「・・・え?」


部屋には誰も居なかった。

気のせいか。そうだよね。と琴子は思う。
直樹が、勝手に自分の部屋に入るはずなど考えられないのだから。


「ん?」


琴子は、机の上に置かれている藁(ストロー)に気づいた。
近づいて手に取ってみる。


「何?これ?」

しばらく角度を変えながら藁(ストロー)を眺める琴子。

「わあ。これって真ん中穴が空いているんだ!ストローみたい」

無邪気な声を出し、琴子は、ぷうっとその藁(ストロー)を口に咥えて息を吸ってみた。



(・・・・・ぐっ!)


琴子の予想外の行動に、琴子に直樹は思わず声を出しそうになり口を覆った。
てっきり「気持ち悪い!」と捨てられる藁(ストロー)を想像して、悦に入っていた直樹だが、まさか琴子がそれを咥えてみせるとは・・・。
直樹の口に咥えられていた神聖な藁(ストロー)を琴子が咥えるとは・・・。

なんだかたまらない得体のしれないものが、直樹の心の中から沸きだしてくるのを感じる。
今まで感じたことのない身悶え感が、直樹の身体の中を駆け抜ける。


「・・・ん?今、何か声した?」


琴子は背後を振り返った。
背後には、大きなクローゼットがあるだけだった。
クローゼットの中で、直樹は息を潜める。
そうなのだ。直樹は咄嗟にクローゼットの中に隠れてしまっていたのだ。


「だ、誰か居るの!?」


好奇心旺盛な琴子は、後先考えず、バンとクローゼットを開けてしまった。



「・・・・・」



そこに居たのは、上半身裸で腰布だけを纏ったギリシア神話に出てきそうな男性だった――。
白く細い裸体。適度に引き締まっている。
しかし顔は、項垂れていて判別できない。



「きゃあああああああああーーーーーーーっ!!」



琴子は絶叫しながら、部屋を飛び出した。
すぐに階段を駆け下りる音が聞こえる。


「しめた――!!」


直樹はすばやくクローゼットを飛び出した。
そして部屋に戻り、ものの10秒ほどで服を着替えた。







「ええ?クローゼットの中がタイムマシーン?」

「そうなんです!ここにタイムスリップしてきたローマ人が居たんです!!ホントです!!」


再び二階に家族を伴って帰ってきた琴子は、必死の形相で説明するが、誰もそれを信じようとしない。


(こいつは・・・本当のあほだ・・・)


直樹は、何食わぬ顔でその場に立会いながら心の中で呟いていた。


「ドラ/え/もんは押し入れがタイムマシーンだったけど、まさか入江家では、クローゼットがタイムマシーンだったなんて・・・」

狼狽しながらも、どこか震えてその事実に感動しているような琴子に、直樹はさらに驚く。
そしてふつふつと、何かしらさっき感じたような身悶え感を再現していた。


(お兄ちゃん・・・やりすぎよ)


直樹の傍にきて、紀子が小さな声で呟く。
紀子は、すぐに直樹に仕業だと感じたのだ。
それもそのはず。この家で、直樹のこの性癖を知っているは紀子だけなのだから・・・。

直樹は、必死で「タイムマシーン」と「現れたローマ人」を説明する琴子を見つめていた。
興奮しながらも、琴子はまだ、手にさっきの藁(ストロー)を掴んでいた。
それをさらにじっと見続ける直樹。


不思議な感覚だった――。
琴子の手に掴まれた藁(ストロー)を見るだけで、今までに感じたことのない高揚感と期待感のようなものがあふれ、直樹の心の中で渦巻いていたのだから・・・。





**********

ちょっと時間はできてきたのですが、なんだか全く創作する意欲がなく・・・というか、何を書いていいかわからない状態でした。

広告がでて、ついこの「入江直樹ナルシスト劇場」を再掲したのですが、まさかずるずると続きが書けてしまうとは・・・。
実は去年これをUPしたときに、この話の続きをしたためたコメントをいただき!それをパクって参考にあれよあれよと1年以上経った今、書き上げてしまいました。
師匠!ありがとうございます!!m(_ _)m
これを集中して連載化する予定はありませんが、ふと煮詰まった時に頭ほぐしにまた続きを更新するかもしれません(^^;)
原作とは違い、これも無自覚だけど変態ちっくに琴子ちゃんと関わろうとする入江くんも、ちょっと萌えだったりする私(*^m^*)

しかし、ホントに馬鹿馬鹿しい内容で・・・変態的内容で申し訳ありませんm(_ _)m


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2013/02/27(水) 20:08 [Edit
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2013/02/27(水) 20:34 [Edit
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2013/02/28(木) 13:57 [Edit
コメント・拍手コメントありがとうございます

marimariさま

こちらこそ、先日は温かいお言葉をありがとうございました。
そしてUPした作品がこれで・・・(^^;)なんだか申し訳ないですが、春への第一歩と思っていただけたらうれしいです。
ホントに変わった入江くんではすまないくらいキャラ崩壊した入江くんですが、こういうのもしっかり読んでくださってうれしいです。被害者の琴子ちゃん。どこまで自分を被害者だと思っているかも、今後の展開につながりそうです(*^m^*)


玉子さま

ナルシスト直樹を喜んでいただき、感激です(>_<)
変態具合が大丈夫だったようで、ホッと胸を撫で下ろしています。変態な入江くんも、私の萌え妄想だったりするので、とてもうれしいです♪
こういう話は、やたらと妄想が駆り立てられる私なので、またこそっといやごそっと更新しちゃうかもしれません。
そのときにはまた、どうぞ苦笑しながら読んでやって下さい。


みかちっち~な♪ さま

拍手コメントもあわせて、熱いコメントをありがとうございます♪
この話で、まさかの“尊敬”なんて言葉をきけるとは思ってもしなかったです。感涙です(T_T)
琴子ちゃんの部屋にストローを置くことに、変な執念を燃やす入江くん!ホントに変態です(^_^;)しかしここにちょっぴりエロスを感じる私は、マジ変態だと思います!!
みかちっち~な♪ さんの妄想設定も、すごく萌えますよ!!その設定を読ませてもらい、過去に私もいろんな妄想をしていたことを思い出しました。何か使えるものがないか、再度確認しようかなと思いました。
このナルシストシリーズは、パロディで変態でギャグではありますが、どこかその中に「芽生える恋心」「青い入江くん」なども盛り込めたらと思っています。
またの更新のさいは、ぜひ読んでやって下さい。


ぴくもんさま

こちらこそご無沙汰していました~~(>_<)
先の携帯メールで近況をさらしましたが、少し時間ができてきたので「今こそ創作を!」の時期なのですが、なんだかのらりくらりしている私であります(^^;)
この手の話は、いつも寛容に反応してくれますよね!w
師匠からパクッたのは、入江くんが自分でミッションを課してクリアしようとするところです(*^m^*)
今回のミッションは「琴子の部屋に藁を置く」なのですが、なぜにこれがミッションなのか・・・そのあたりが、入江くん(私?w)の変態性だと思います。
書いているうちになぜか勝手に手が「タイムマシーン」とか書いてしまったのですが(おいおい)、これは我ながら琴子ちゃんらしい発想だと気に入っています♪
静かに熱く、この話続くかもしれません・・・。ふふふ。


kaotokuchanさま

この手の話にもすばらしき反応!ありがとうございます(^^)/
ちょうどkaotokuchanさんにメール返信して、その熱い思いが残っていて、あのあとサササとこの話を書いてしまったんです。ものの30分でしたw
変態性が表立っていますが(^^;)、さりげなく琴子ちゃんに特別なものを感じていく入江くんの変態性(やっぱり変態w)に萌えを感じながら書き進めました。今後もそこを貫きたいと思います(*^m^*)
ちょうど一年前に、このナルシスト直樹を書いたとき、もしかしたら「テルマエ」をレンタルして読んだ時期だったかもしれません!映画はまだ観てないのですが(そろそろレンタルしようと)、間違いなくイメージはあんな雰囲気です(*^m^*)
漫画の話も、いつもホントにありがとうございます。少し歪んだ萌えを持っている私ですが、しっかりそこも感じながら読んで下さっていて、感激極まりないです(>_<)萌えどころがドンピシャだと感じるのは私の方です。ホント、いつもありがとうございます。


たまちさま

うれしいです♪たまちさんに、この手の話も受け入れていただいて、とてもうれしいです~~♪
そうです。「テルマエ」を想像していただけたら、この話の入江くんの姿が浮かび上がってくると思います(*^m^*) 私もあのあたりの様相をイメージしながら、藁を咥える入江くんを描きましたからw
カクレモモジリもありましたね!?(すぐに忘却する私・・・)ホント、いろんなものをパクって参考にして描き上げる自分がどこか怖いです(^_^;)
馬鹿馬鹿しいお話で現実逃避されたいときは、ぜひ是非この手のシリーズで苦笑してやって下さいね。ありがとうございます。


sarasaさま

こんにちは!sarasaさん、お元気ですか?
ふふふ、美術室に、確かにこの手の姿の石膏像がたくさんありましたよね(*^m^*) それらを入江くんと合体させて想像していただけたらバッチリです!入江くんは、あそこまで筋肉質ではありませんが、細身で引き締まった身体は青さを感じるには十分だと思います(*^m^*)
そろそろ春の訪れ。私こそ冬眠から目覚めないといけないのですが(^_^;)、のらりくらりとやっています。
sarasaさんも、ゆっくり春の訪れを楽しんで下さいね。


おんぷさま

こんにちは。
おんぷさんは、携帯ユーザーさんでしたよね。この話は初見だったのではないでしょうか?ホント・・・どこまで入江くんは使えるのかを試してしるような話です(^^;)
しかしこの手の入江くんにも「青い」を感じてもらえてうれしいです。そうです。変態的にですが、どこか琴子ちゃんにドキドキして、琴子ちゃんと関わりを持とうとする入江くん。このシリーズでは、そこを変態的に(←これが外せないのが汚点)描いていこうと思っています。
落ち込む話というのは・・・やはりアレですかね?あいつ(?)絡みでしょうかね?その点、ギャグですが、野獣とナルシストシリーズは、入江くんの「琴子LOVE」が変態的ですが(また・・・)ブレがありませんので、安心して読めるかと思います(*^m^*)
by 千夜夢
2013/03/04(月) 13:26 [Edit

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Author:千夜夢

こんにちは。
素敵なイタキスの二次創作をたくさん読ませていただき、ついつい自身も二次創作なるものを書いてしまいました。
ここは、私の超個人的な妄想話置き場です。

原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
私の勝手な妄想話であるため、原作のイメージを大切にされる方、二次創作が苦手な方、二次創作が理解できない方は、ご遠慮ください。
また、ブログ内の全ての文章・いただきものを含む画像等の無断転載・転用を固くお断りします。

まだまだ拙い文章しか書けませんが、以上の注意をご理解いただき、読んでもいいかな~と思われた方のみ、ご閲覧下さい。
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