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2012.02.24 *Fri*

奇跡のチョコレート (中)



そろそろ少し書き出さないと・・・と書き出したら、止まんなくなっちゃいました(>_<)
そして一話で終わらなかった・・・。
前中後編でまとめたいと思います。
…………



「それより琴子、おまえの鞄持ってやるよ」

「え!?どどどど、どうしたの?い、入江くんがそんなゲルマン民族みたいなこと!」

「まさかと思うけど、それわざとだよな?『ジェントルマン』と間違ったとか言わねーよな!?」

「うっ・・・」

苦虫を潰したような顔をする琴子。
・・・わざとじゃないんだ。本気で言ってたんだ・・・。

「まあそれはいい(慣れている)。おれがおまえの鞄持ってやるから、おまえ、これ持てよ」

おれは琴子に向かって、矢部に無理矢理もたされたピンクの紙袋を差し出した。
おれが持つと違和感のあるこの紙袋だが、女の琴子が持つと何も違和感はない。
家まで琴子に持ってもらえれば、おれはこの羞恥心から解放されるのだ。

「やだよ!なんであたしが、そんな女の子たちのチョコの入った紙袋を!?あ、あたしにそれ持たすと、その辺の溝にチョコ全部棄てちゃうから!」

「ああ、棄ててくれて結構。その方が、おれもすっきりする」

「ひどい!入江くんったらみんなのチョコをどう思っているの?そのチョコは、女の子たちの血と涙と汗の結晶なんだよ!!」

「おまえ、どっちなんだよ!?」

棄てると言ったり、棄てたらひどいと言ったり。
しかも何気に矢部のセリフをそのままパクっていやがるし。


「それより入江くん・・・」

「なんだよ」

「・・・あたしのチョコはどうなってるかって、気になってないの?」

そう言って琴子は、上目遣いで少し拗ねたような表情でおれを見上げた。
ああそういや琴子を避けるために、洋酒入りのチョコを頼んだっけ。

「見つけたのか?究極のチョコを探すとか言ってたけど?」

「それが・・・」

琴子の表情はあまり冴えなかった。
ごそごそっと通学鞄から小さな紙袋を取り出すと、もじもじとそれをおれの前に差し出した。

「こ、この中に・・・奇跡のチョコレートがあればいいんだけど・・・」

紙袋の中を上からのぞくと、いくつか個別にラッピングされたチョコらしきものが数個入っていた。
いつも突拍子もない出来事でおれを困惑させる琴子にしたら、正直えらく普通のバレンタイン用のチョコを選んだなという印象だ。

「違うの!本当は、入江くんに“洋酒入りのチョコ”と催促されたとき、もうあたしは東京中の、ううん、日本中の洋酒入りチョコを買い集めようと思っていたの!」

おれの反応が乏しかったせいか、急に琴子が大きな声で説明をし始める。
ちなみにおれは「催促」した気はねーけど。

「でもでもでも・・・あたしのお小遣いではやはりそれは無理で・・・。初めは手作りにしようと思っていたから、お金のことはあまり気に掛けてなかったの。それにさすがに“洋酒入りチョコ”は手作りするにはハードルが高すぎて・・・」

琴子は申し訳なさそうにおれに言うが、おれは別にそんなことは気にもならない。
むしろ琴子の手作りの洋酒入りチョコをもらう方が、安全性という面でリスクが高すぎる。

「週末は、原宿でティッシュ配ったりしたんだけど・・・たいした額にならなくて」

ティッシュ配り・・・??
そんなバイトしたのか??

「こうなったらあたしの愛情溢れる勘で、5個だけにチョコを絞ったの!この中に、入江くんが“究極だ”と言ってくれるチョコがあることを祈って!」

そう言って琴子は、そのチョコの入った小さな紙袋をぐいっとおれの目の前に差し出した。
琴子は目を丸くしておれに懇願する。

「食べて!5個くらいなら今でも食べられるよね!?」

「今?今食べるのかよ?」

「だって・・・家に帰ったらおばさんが・・・実はおばさんとは手作りチョコを作る約束してるの。だから市販のチョコも渡したことはあまり知られたくなくって・・・」

「・・・・・」

面倒くせーなと思った。
そうは思ったが、実は今、少し甘いものを食べたいという気持ちもあった。
朝からのゴタゴタ騒ぎで、おれはかなり疲れていたからかもしれない。

「いいよ。ちょっと甘いもの欲しかったし」

「ホント!?」

おれは琴子のチョコの入った紙袋を受け取った。
琴子の顔がぱあっと喜びで輝く。わかりやすい奴だ。

「どれから食べてもいいんだろう?」

「うん。どれからでも・・・あ、でも、これは最後にしてほしいかな」

「これ?」

「う、うん」

琴子が指さしたのは、小さくラッピングされた中でも、特に一番小さなものだった。
おれは琴子の言うように、それを除けて他のものから食べ始めた。



「ど、どう?おいしい?」

歩きながらチョコを食べるおれに、琴子がいつになく自信なさそうな表情で聞いてくる。

「美味いよ」

「ホントに?」

「ああ。どれもすごく美味い」

すでにおれは4個のチョコを食べていた。
家に帰ってから、おふくろに琴子にチョコをもらっていることを知られるのが正直面倒だという気持ちがあり、帰る道中に食べ尽くしてしまおうと思っていたのもある。
とにかくおふくろは、何かにつけて大騒ぎするからな。
しかしそれだけでなく、今食べたものは全部チョコレートボンボン系で、チョコの中に洋酒がそのまま入っているものだったが、どれもこれもかなり本当に美味かった。
今甘いものが少し欲しかったおれには、どれも最適なチョコだったと言える。

「その4個ね。それはどれも、かなり有名なものなの。調べに調べ尽くして、並んで買ったのよ」

「へえ~、そうなんだ。そんな有名なものなら高かっただろ?」

「え・・・まあ。1個で学食のランチは十分・・・」

そうだろうな。
確かにどれも“極上のチョコレート”という味がした。
琴子がチョコを5個しか買えなかったのも、よく理解できる。

「あと1個残ってるな」

おれはガサガサと紙袋の中から、とりわけ一番小さいチョコをつまみ出した。
これだけが他のチョコの洗練された包装紙とは違い、どこか手作り風のスタンプをおされた一見粗雑に見える茶色い包装紙に包まれていた。

「それだけ生チョコなの。生チョコだけど、いっぱい洋酒入っているんだって」

「ふ~ん」

「それはちょっと勝負のチョコなの」

「勝負?」

おれは琴子の顔を見た。

「昨日たまたま通りかかったオープンしたての小さなケーキ屋さんで見つけたの。形がどれも整ってなくて、他のきれいなチョコとは大違いだったけど、なんかものすごくおいしそうにあたしには見えたの」

「確かに」

包みを開けてみると、中から出てきたのは、いかにも手作りという風の長方形とも台形ともいえないいびつな形のチョコが出てきた。

「お店の人に聞いたらね。形をきれいにしようと中身の調合を替えると、味が変わってしまい、味を重視すると、どうしてもその形にしか落ち着かないんだって」

「ま、個人の手作りの店ならそうかもな」

「なんかそこにすっごく惹かれちゃって!もしかしたら、こういうのが“奇跡のチョコレート”なのかもしれないって!それに入江くん、食べてみないとわからないって言ったでしょう?」

「ふ~ん。よく覚えてたな」

琴子は目をきらきらさせながら、おれの顔を見る。
多分期待しているのだろう。
琴子のお奨めは、間違いなくこの5個のチョコの中でこれに違いない。
しかしおれは・・・正当に味の判断をするからな。

おれはその生チョコを、口の中の放り込んだ。
ゴクンと琴子までが、その様子を見てつばを飲み込んだのがわかる。


「美味い――!」

「ホント?」

「マジ、すっげー美味い」

驚きの味だった。
生チョコなので、さっきまでのボンボン系とは違い洋酒が口の中に流れ出すような感覚はないが、さっき食べたどのものよりも洋酒の風味が口の中で広がる。
それがチョコとなじんでいるというより、チョコはチョコ、洋酒は洋酒と、形はチョコにしか見えないそのものから感じられるから不思議だ。


「これは本当に・・・今まで食べたチョコの中で一番美味いと思う」

おれは偽りない感想を琴子に述べた。

「きゃああああ~~!」

琴子は飛び上がって、くるくるっとその場で一回転した。

「やっぱ、あたしの愛情溢れる勘ってすごいかも!?もうそのチョコ見たときから、これだ!って思っていたの。やっぱ食べてみないとわからないわね」

「ぷっ」

琴子の目はさらにきらきらと輝いていて、少女漫画の中のキャラみたいになっている。
しかし愛情溢れる勘ってどんなものやら。

「それになんだか・・・そのチョコには親しみを感じちゃって。だって、ちょっとあたしみたいじゃない?そのどうしても形が整わず完璧になれないとことか・・・」

「ぐっ・・・」

食べたチョコが逆流しそうになった。
そんな言い方されたら、まるでおれが、まるでおれが・・・極上のチョコに囲まれた中でも、敢えてその中から琴子を選んだみたいな感覚じゃねーか。
・・・とはいえ、琴子のやつはこういう例えには自分では全く気づいていなさそうだし。
ここは黙っておこう。余計なことは言わない方がいい。


「ああ~・・・でも、残念」

「なにが?」

今まで上を向いて意気揚々としていた琴子が、今度は下を向いて、アスファルトの上にあった小さな小石を蹴りながらしょんぼりとした口調で呟く。

「あたしは、そのチョコの味知らないの」

「あ」

「うう~~~!せめてそのチョコだけでも買っておけば、入江くんと一緒に“奇跡のチョコレート”を味わえたのに残念~~。まあいいか、今度またお金貯めて買いに行こう」

「味なら、こんな感じだぜ」

ん?といった表情で琴子がおれの方を振り向いたので、おれはその素っ頓狂な顔に向かって

ふ―――っ

と息を吹きかけた。


「・・・・」

ドングリ目の琴子が、おれの顔を見ながらも、どこかもっと遠くを見ている気がする。
こいつはいつも本当に、間抜けな顔をしているなあと、おれが息を吹きかけた琴子の顔をまじまじと見ていると



「ひゃあああああああああーーーーーーん」



「な、な、なんだ!?」

急に琴子が大絶叫したので、おれは思わず一歩後ろに下がってしまった。

「いやあああん、もう、なんで~~~///」

琴子は口と鼻のあたり両手で覆うと、真っ赤な顔をして涙目でおれを見る。

「なんでって、おまえこそ、なんでそんなでかい声」

「だって入江くん・・・・入江くんの息・・・・吸っちゃった・・・・///」

そう言うと、琴子はへなへなへなっと腰が砕けたように地面に座り込んだ。



―え?何?
―どうしたの?あの女の子?



周りの歩く人が、おれたちを不審な目でジロジロと見る。


「おい、立てよ。琴子、こんなところで座り込むな」

ったくどういうわけだ。こんなところで格好悪い。
おれは琴子の腕を掴んで立たせようとしたが

「きゃああ///」

「な、なんだよ」

びっくりする。
おれが掴んだ手を拒否反応のように払いのけて、また琴子は変に甘ったるい声で悲鳴をあげたのだ。
何そんなに意識してんだ!?


―ちょっと、あの男の子、キスしちゃったんじゃない?
―やだ。ホント。女の子口覆って真っ赤だし。
―バレンタインだもんね~。



・・・勘弁してくれ・・・。

琴子がでかい悲鳴を上げたせいで、気づいたら周りにかなりの数の人が集まってきている。
しかもそれらが口々に勝手な妄想をしてやがるし。


「あら、やだ。入江さんちのお兄ちゃん」

家からわざわざ出てきた女性もいる。
どれだけ琴子の悲鳴が大きかったかがわかる。

「ま!入江さんちのお兄ちゃんが、女の子にキス~~!?」

だからおれはキスなんてしてねーって!

「の、の、紀子さんに電話しなくっちゃ」

誰だ、おばさん・・・?(※山本さんだった)


「琴子・・・・おまえ立たないと、おれは行くからな」

座り込む琴子におれは小さく呟いた。
やってられねー。なんでおれが、こんな目に。

すると琴子はすくっと立ち上がった。
そしておれには目もくれず、先に琴子がふらふらっと前方を歩き出した。
わけわかんねーし。

しかししばらく歩くと、くるっと後方のおれを振り返り

「きゃあ///」

と、顔を真っ赤にしては、またばたばたと少し走って、バタッと転んだ。



―女の子、動揺している~~!
―初めのキスだったんだよ~~!
―男の子、罪だね~~バレンタインだからって調子のりすぎだよ



だ・か・ら――!
おれはキスなんてしてねーって――!!



「君、大丈夫?」

転んだ琴子に、角から現れた男性が声を掛ける。

「悲鳴が聞こえたから、君がその悲鳴をあげたの?」

よりによってやって来たのは、警察官だった・・・。
これまた面倒そうだ・・・。
おれは思わず、顔を下向けた。
頼むから、これ以上事が大きくならないことを祈るばかりだ。

「どうしたの?大丈夫?」

警官が琴子を起きるように促し、琴子は一人で立ち上がった。

「大丈夫です」

と言っては、琴子は後ろを振り返り、おれの顔を見て「きゃあ」とまた顔を赤らめて、そのままばたばたと少し走り出した。
警官が琴子の視線の先にあった、おれの方を見る。
嫌な予感・・・。


「君」

警官が案の定おれの方にやって来た。

「どうしたの?あの女の子に何かあった?」

「いいえ。何も」

「でも悲鳴聞こえたし、あの子君の方を見ていたし」

「何もたいしたことはありません」

「知り合い?」

「同級生ですけど」

なんでおれが、こんな疑い深い顔で詰問されなくてはいけないんだ・・・。

「無理矢理キスしちゃったの?」

「ええーーーっ!!?し、してません!!」

なんで、なんでそんなことに・・・。

「さっき周りの人が、みんなそう言ってたから」

「してません!!」

おれはきっぱり言い切る。
おれにやましいことは何一つない。

「君・・・」

「おれには関係ありませんから」

身の潔白に自信のあるおれは、堂々と警官を追い抜こうとした。
すると

「君、酒臭いね。高校生なのに」

と、警官に腕を掴まれた。





**********

ああ~、もう少し先にきりのいいところがあるので、そこで切ろうとしたのですが、あまりに長すぎて・・・。
すみません。ここで一旦切ります。

琴子ちゃんの選んだ(禁断の)“奇跡のチョコレート”を食べちゃった時点で、入江くんはこういう目に遭っちゃう運命なのかもしれません(*^m^*)
category : 前(中)後編

COMMENT

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2012/02/25(土) 07:11 [Edit
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2012/02/25(土) 23:24 [Edit
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2012/02/26(日) 18:05 [Edit
入江くんド不幸物語(笑)
琴子ちゃんがどんな究極のチョコを渡すのかしら?とドキドキして待っていました。
琴子ちゃんはいつも入江くんのために一生懸命がんばりますが、まさかティッシュ配りまでしていたなんて~健気すぎてウウウ(T^T)
そして本当にあの入江くんに「美味い!」と言わせたんだからすごいですよ!
ただ、入江くんに琴子ちゃんが関わると変な作用が起こるんですねぇ(笑) 琴子ちゃんは超ハッピーだけど入江くんは琴子ちゃんにキスしちゃったと周りに疑われ警察まで出動?しちゃうあたり…小さな事も大事件にしちゃうイリコトらしい。
洋酒入りチョコだったばかりに未成年の飲酒(笑)? ちょっと入江くんド不幸物語になりそうで楽しいな~♪
by 紀子ママ
2012/02/27(月) 06:51 [Edit
女神か疫病神か?笑
更新有難うございました。
究極のチョコってどんなの?と私もそっちに神経が行ってたのですが、あの直樹が高校の制服姿で職質受けちゃうってもしかして天才の人生で究極の経験かも?(笑)いつもながらchan様は一体どこからこんな凄い発想が?と感嘆しております♪
琴子ちゃんだって洋酒風味の艶っぽい(?笑)直樹の息を吹きかけられたら、そりゃあねえ、こうなるわよ。あはは。原作のあのセンター試験のお守り事件で直樹が散々な目に遭ったのを思い出しながら、何度も吹き出しておりました。続きが凄く楽しみです。
by ひろりん
2012/02/27(月) 12:24 [Edit
コメント・拍手コメントありがとうございます

あけみさま

もう、あけみさんのコメントの方が切れまくりですよ~!(笑)「ロマン」は捨ててませんって!(笑)でも、ラストまで書きましたが、どうしても出し尽くせませんでした・・・(^_^;)そりゃそうだ。もう入江くんをこれだけいじり倒した後では、とてもそんな気分には・・・。
息ふーーっは絶対いれてやろうと思っていたんですよね。入江くんは無自覚でやっているんだろうけど、琴子ちゃんにはもうビンビンに感じちゃう出来事で!そしてその琴子ちゃんを見て、入江くんも少しはおかしな気分に内心なってくれてることを妄想して(*^m^*)
今回琴子ちゃんはあまり入江くんの役には立ちませんが(笑)、でも入江くんにはその存在自体がなくてはならないものになってしまった事件の一つとして覚えておいて欲しいことを願って~~後編になんとか繋げます♪


ちぇるしいさま

そうなんですね。本当に琴子ちゃんが献身的に入江くんに尽くし入江くんに一生懸命になればなるほど・・・なぜか入江くんが悲劇に見舞われて・・・天の配剤!(笑)なんて素敵なネーミングでしょう♪めちゃ気に入りました!!(*^_^*)
しかしなんだか悲劇の入江くんを書いてたら止まらなくなってしまい、ラストに行き着くのだろうか?と不安に思っていた先週ですが(-_-)さっきなんとかラストまで書き上げました(笑)
なにげに入江くんに警察官のことを「お巡り」「ポリ」どちらで呼ばせるか悩んだりしてた私ですが、お巡りさんを巻き込んでの後編、ぜひ確認してやって下さい。


rinnnさま

rinnnさま、今回もしれっと楽しいコメントをありがとうございます~♪
まだ執拗に言いますが、ギャグにするつもりはなかった・・・でも止まらなかった・・・しかも入江くんをいじり回してたら前後編で終わらなかった・・・わざとは少し認めます(笑)
さっきラストまで書き上げたのですが、やはり前中編で入江くんをいじりすぎたために、どうしてもはじめに思っていたようなロマンがしっくり入りませんでした(>_<)もういいや、この話は入江くんの普段あり得ない姿を見せただけの話でもいいやって、今は開き直っています(^_^;)
意図が読めないとのことですが、多分・・・ラストでも意図が読めないような気がします(笑)だいたい意図などないような気がしますし・・・爆!
でもここまでついてきてくださっているので、きっとrinnnさんはラストでも苦笑しながらついてきて下さると信じています(^^)/


うおさま

はじめまして!!もうもういろいろ伝えてくださって、本当にうれしく思っています(*^_^*)ありがとうございます。
私のこのような話でも、うおさんの生活に少しでも何か影響を与えているのなら、こんなに嬉しいことはありません。ちょうどパートから帰る時にうおさんからのコメントに気づいたのですが、夜空を見ながら妙にやる気満々で帰途に着きました(*^m^*) で、今日後編もがっつり完成させました(笑)。
皆さまの温かいコメントに本当に癒やされ、力をいただくものです。ありがとうございます。これからも遊びに来てやって下さいね。


紀子ママさま

入江くんのド不幸物語(笑)しかもそれはいつも入江くんを愛しすぎている琴子ちゃんからもたらされたりする編―。
もう止まらなかったです(>_<)私は入江くんをいじるのが好きすぎるのかもしれません(^^;)
琴子ちゃんの究極のチョコは、本当はもっと琴子ちゃんの心底力を尽くしたものに・・・とは思っていたのですが、今回は違う方向(=マジ、こんな目に遭ったことねーよ!の方向)で究極のチョコを追求してみたパターンかもしれません(*^m^*)
原作で入江くんが「すっかりマゾ的な体質にされたようだ」なんて言うから、私がこんな話を妄想しちゃったんです!(^_^;)ラストは、少しは入江くんが報われている・・・?いや、今回はあくまで主役は入江くんですから、どんな形でも入江くんも幸せならよしという方向で読んでいただけたら幸いです☆


ひろりんさま

ひろりんさんも究極のチョコに気になってくださっていたのですね~。紀子ママさんのレスにも書いたのですが、歪んだ私が考えたものですので、あの入江くんが災難に遭い、辱めに遭う=これこそ「究極」「奇跡」!(笑)・・・今、バタンとひっくり返られましたか?(^^;)す、すみません・・・。
原作とは違うパターンでということでしたが、かなり原作は意識して話を進めていっています。ので、ひろりんさんが書いてくださったように、センター試験やその後のT大入試の悲劇をもいろいろ思い浮かべて読んでいただければ、とってもうれしいです♪続き書きましたので♪またぜひ失笑苦笑してやって下さい(*^m^*)
by chan-BB
2012/02/27(月) 14:26 [Edit
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by
2012/02/28(火) 13:28 [Edit
コメントありがとうございます

藤夏さま

遅いレスになりました。ごめんなさい(>_<)
なんと!今アニメやっているのですね!?しかもまだ高校時代の話とはタイムリーな☆
センター試験とT大入試の話は、今回の話の軸になっているものかもしれません。全ての妄想はあの時の入江くんの悲惨さからきていますから!(笑)
入江くんの息吐き攻撃は無意識なんだけど、絶対他の女の子にはしなかったと思っています(*^m^*) 琴子ちゃんにだから、こんな生々しいことしちゃったんですよ!彼は本当にある意味天然の琴子ちゃん限定の変態ですから!(・・・て思っているのは、私だけ?(^_^;))
妙に筆が進んで、気づいたらポリもやってきてました。あ、ついでに山本さんも♪(笑)
小ネタにしっかり気づいてくださりながら、「この話は入江くんの災難話につきるの?」と不安に思われたかも?・・・後編にコメレスも続きます(*^m^*)
by chan-BB
2012/03/02(金) 23:40 [Edit

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千夜夢

Author:千夜夢

こんにちは。
素敵なイタキスの二次創作をたくさん読ませていただき、ついつい自身も二次創作なるものを書いてしまいました。
ここは、私の超個人的な妄想話置き場です。

原作者様、出版社様等とは一切関係ございません。
私の勝手な妄想話であるため、原作のイメージを大切にされる方、二次創作が苦手な方、二次創作が理解できない方は、ご遠慮ください。
また、ブログ内の全ての文章・いただきものを含む画像等の無断転載・転用を固くお断りします。

まだまだ拙い文章しか書けませんが、以上の注意をご理解いただき、読んでもいいかな~と思われた方のみ、ご閲覧下さい。
よろしくお願いします☆

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